「好きなのに付き合いたくない」という気持ちには、複雑な感情が含まれています。
せっかく両思いなのに付き合いたくないだなんて、どんな心理状態なのか気になりますよね。
この記事では、「好きだけど付き合いたくない」に秘められた心理を男女別に解説していきます。
「好きだけど付き合いたくない」と言われたときの対処法も併せて紹介するので、告白を断られても落ち着いて対処していきましょう。
好きだけど付き合いたくない心理【女性編】
一体、女性はどのような気持ちのときに「好きだけど付き合いたくない」と告白を断るのでしょうか。
ここでは、女性が好きな相手からの告白を「付き合いたくない」と断る心理を5つ紹介します。
他にも気になる男性がいる
好きな男性から告白されたとしても、他にも気になる男性がいる場合「好きだけど付き合いたくない」という気持ちが生まれることがあります。
正直なところ、女性は他の男性の気持ちも確認してから、天秤にかけて、どちらと付き合うかを決めたいと考えています。
また、複数の男性が好きという気持ちを押し殺してどちらかと付き合うのは、相手に対しても失礼だと感じているパターンもあるでしょう。
結婚するイメージができない
結婚願望が強い女性の場合、結婚を見据えたお付き合いが前提となります。
ただ恋愛するだけではなく、その先に結婚するイメージができるかどうかが大きなポイントになるのです。
そのため、たとえ異性として好きでも結婚するイメージができなければ、「好きだけど付き合いたくない」と断るパターンもあるでしょう。
結婚というハードルを一緒に乗り越えるには、結婚についてお互いの考えをすり合わせる必要があります。
年齢が離れていることが気になる
告白してきた相手との年齢の差を気にする女性もいます。
自分よりも一回り上、一回り下の相手となると、たとえ好意があったとしても「付き合ってうまくいくのだろうか」と不安になってしまいます。
事実、年齢が大きく離れていると、価値観や会話の話題にずれが生じやすくなります。
それによりストレスを溜めてしまうこともあるでしょう。
また、年齢が離れすぎていることで子ども扱いをされたり、母親の役割をする羽目になったりするのも避けたいと考えて、お付き合いを断る場合もあります。
男性の経済力に不安がある
男性の経済力に不安があると「好意があっても交際に踏み切れない」と感じる女性は少なくありません。
経済的な余裕がないと、デートプランや休日の過ごし方の希望が一致しずらくなります。
また、結婚まで見据えた場合、経済力があるかどうかは将来を考える上で欠かせないポイントです。
もちろんお金が全てではありませんが、結婚が前提であれば男性の経済力は必要不可欠と
いえるでしょう。
外見は好きだけど性格が合わなそう
外見は自分好みのタイプでも、性格が合わないと「付き合いたいとは思えない」と感じる女性は多いです。
彼氏はアウトドア派だけど彼女はインドア派といったように、合わない部分が多すぎると付き合っている姿をイメージしにくくなってしまいます。
付き合った後のことを慎重に考えて、交際に踏み切れないパターンといえるでしょう。
好きだけど付き合いたくない心理【男性編】
男性が「好きだけど付き合いたくない」と感じる状況は女性とは異なります。
ここでは、男性が好きな相手からの告白を断る際の心理を5つ紹介します。
自分と釣り合わなそうで不安
相手の女性に好意を抱いていても、その女性が高嶺の花的な存在であったり、バリバリ仕事をこなすキャリアウーマンであったりすると、交際をためらう男性もいます。
いわゆる憧れの存在である女性に対して、「自分は恋人として釣り合わない」と不安に感じているのです。
また、女性の周囲に取り巻きが多かったり、自分よりもしっかり者であったりすると、引け目を感じて「釣り合わない」と感じてしまうこともあるでしょう。
仕事のせいで会えないのがわかっている
就職や転勤など仕事の事情で、相手と会えなくなることがわかっている場合も、男性は「好きだけど付き合いたくない」と感じる傾向があります。
相手の女性が好きだからこそ「自分の都合で寂しい思いをさせたくない」と考えているのです。
仕事と恋愛の両立が難しい状況では、交際を続けていく自信が持てないので、告白されても簡単にはOKを出せないこともあります。
今の関係を壊したくない
友人として居心地の良い関係を築けている場合、「今の関係を壊したくない」と告白を断るケースもあります。
一度恋人関係になってしまうと、別れた後に元の友人関係に戻るのは難しいでしょう。
「付き合って今の関係を壊すくらいなら、あえて付き合う必要はない」と感じて、今の関係を続けようとするのです。
恋愛することが怖い
過去の恋愛のトラウマから、恋愛自体を避けている男性もいます。
告白されたことは嬉しいものの「前みたいに辛い思いをしたり傷ついたりしたくない」という思いから、告白を断ってしまうパターンがあるのです。
付き合うと失恋する可能性もあるので、「好きだけど付き合いたくない」という心境になってしまうのも仕方ないでしょう。
結婚したいタイミングが合わない
結婚したいタイミングが合わないことで「好きだけど付き合いたくない」と感じることもあります。
とくに告白してくれた女性が結婚適齢期であれば、付き合って早々に結婚の話が出ることも想像できます。
しかし、一般的に男性は、女性よりも結婚願望が低いことが多いです。
なかなか急に結婚モードにはなれないでしょう。
結婚を考える余裕がなく、「好きだけど付き合いたくない」という男性は多い傾向にあります。
「好きだけど付き合いたくない」と言われたときの対処法5選
「好きなのに付き合えないなんて理解できない」とモヤモヤしてしまう人もいるでしょう。
では実際に、「好きだけど付き合えない」と言われた場合の対処法を紹介していきます。
相手の気持ちを理解し、自分が納得できる方法で対処してみましょう。
落ち着いて理由を聞く
どうしても諦められないのであれば、付き合えないとされる理由を探ってみましょう。
直接本人に聞くのもいいですが、振られた興奮のまま「好きなのに付き合えないなんてどうして!?」と問い詰めるような聞き方をするのはNGです。
一度落ち着いてから理由を聞き、何が原因なのかを理解しましょう。
相手が抱える不安やお互いの気持ちについて話し合うことができれば、お付き合いできる可能性が出てくるかもしれませんよ。
距離を置いて相手の反応を見る
「押してダメなら引いてみろ」という言葉があるように、しつこく追わず、あえて相手と距離を置いてみましょう。
好きだけど付き合いたくないという場合、たとえ告白は断られたとしても、あなたに好意があることは事実です。
急に連絡が来なくなったり姿を見かけなくなったりすれば、相手はあなたのことを気にかけ始めるようになるでしょう。
あなたの存在を相手に強く意識させることができれば、気持ちに変化を出させることができるかもしれませんよ。
友人関係を継続する
今すぐに恋人関係になることは諦めて、これまで通り友人関係を継続するのも1つの方法です。
今まで通り、ときには悩み相談に乗ったり2人きりで遊んでみたりしましょう。
そうすることで、いずれまた告白のチャンスを掴むことができるかもしれませんよ。
異性として見てもらえるよう努力する
「好きだけど付き合いたくない」には、「友人としては好きだけど異性として見ることができない」という意味が含まれていることがあります。
自分磨きをして、友人という枠を越える努力をしましょう。
異性としての魅力を相手に見せることができれば、2人の関係にも変化が現れるはずですよ。
諦めて気持ちを切り替える
好きな気持ちがあるにせよ、「付き合いたくない」と言われてしまったのであれば素直に諦めて、次の恋に気持ちを切り替えるのもありです。
振り向かせようと粘っても失敗してしまう可能性もありますし、時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
付き合えない理由についても、話し合いで解決できないものもあるでしょう。
「他にも素敵な人がいる」と割り切り、新しい出会いを求め次に進むことをおすすめします。
好きだけど付き合いたくないと言われても冷静に対処しよう
せっかく告白したのに「好きだけど付き合いたくない」なんて言われたら、誰だって動揺してしまいますよね。
「なんで好きなのに付き合えないの?」と問いただしたくもなりますが、興奮のあまり冷静さを失うのはNGです。
納得できなければ、落ち着いて付き合えない理由を聞き出しましょう。
「好きだけど付き合いたくない」という気持ちには、複雑な感情を含んだものもあります。
理由について話し合うことで、お互いを理解することに繋がるかもしれませんよ。
告白を断られるのは辛いことですが、相手に嫌われたわけではありません。
この記事を参考に、自分の気持ちも汲みながら、うまく対処していきましょう。