フェラは男性を気持ちよくさせる一般的&王道な手法として知られています。
けれど、性的なことは友人や身近な人とも話しにくく、「実のところ男性が喜ぶフェラチオってどういうものなのだろう?」と気になっている方も多いはず。初めてともなればなおさら気になりますよね?
そこで、今回は初めてフェラする方に向けて
- まずは知っておきたいフェラの前提知識
- 実際の舐め方咥え方(前戯〜終盤まで)
- 舐め方以外の感度を高めるテクニック
- 苦しくなりにくいフェラの仕方
を解説していきます。
リアルな失敗談やよくあるQ&Aもご紹介しているので、初めてのフェラの参考にしてみてください。
初めてのフェラで知っておきたいこと
実践的なフェラのやり方の前に、まずは基礎知識として知っておきたいことをまとめています。
シャワーを浴びて清潔にしてから行う
汗でムレていることもあり、洗わないままだと匂いも気になりやすいですし、何より衛生面が心配です。
ペニスを洗ってからフェラするようにしましょう。
シャワーやお風呂に誘導する際は、「恥ずかしいから洗ってからしたいな♡**君も一緒に入ろう?」「お風呂でもイチャイチャしたい♡」と言うとスムーズです。
フェラが全てではない。あくまでも一部分
「フェラが好き」という男性が多いのは事実です。
とはいえ、あくまでもセックスの一部分。
フェラ以外にも、キュンとする言葉遣いやリラックスしてもらうマッサージなど、彼に気持ちよくなってもらう方法はあります。
「経験がないから」「上手に出来ないから」といって気にし過ぎる必要はありません。
苦手・大変だったら無理しなくてOK
フェラに苦手意識を持つ女性は案外多いもの。
「好きではないけれど、彼が喜ぶからやっている」「男性に感じてもらうためにやっている」という人がほとんどかもしれません。
苦手、大変と感じたら無理しなくてOK。「疲れてしまった」「少し手でしていい?」と正直に伝えましょう。
大切に思っていたり、セックス自体を楽しもうとしているのであれば、受け入れてくれるはずです。
生臭い独特なにおいがすることもある
男性は気持ちよくなり性的に興奮することで射精しますが、射精前にカウパー腺液という分泌物が出ます。
カウパー腺液は、射精するに近づくにつれて漏れ出てくる分泌物で、やや苦く生臭い匂いがします。
一方の精液は酸味を感じることもあり、いずれも独特な味や風味がするので初めての方は戸惑いがちです。
もし、何か味を感じたら「気持ちよくなっている」サイン。
無理のない範囲で続けると喜んでくれるでしょう。
咥え方だけでなく、場の雰囲気や対話も大切
フェラは舐め方咥え方のテクニックに目が行きがちですが、場の雰囲気や対話も大切です。
相手を好きだと思っていることや尽くしたいという気持ちが伝わると心も満たされます。
目線を合わせたり、どうしたらもっと気持ちよくなれるのかを気遣うことで満足度を高めていきましょう。
気持ちいいフェラ【舐め方・咥え方】
ここからは、男性が喜ぶ気持ちいいフェラの手順を具体的に見ていきましょう。
優しくゆるやかに始めて、終盤にかけて強めにフェラしていくのが基本です。
基本の流れをつかんだら、徐々に応用していきます。
強めていたのに一旦緩める…といった緩急や焦らしテクニックを取り入れるとより感じやすくなりますよ。
ペニスへのキスから始める
最初はスロースタートが基本。
最初からガブッとかぶりつくスタイルもありますが、
- 自分自身がフェラに慣れていること
- 相手との距離感やセックスの回数
- 男性側の好み
などの条件を満たしていないと、引かれてしまうことのほうが多いでしょう。
フェラは、触れるか触れないか程度のキスから始めるのがベターです。
ペニスの側面や先端を舐める
ペニスへのキスで期待感を高めたら、舌を使ってぺろぺろと舐めていきます。
ペニスの側面を舐める際は、「下から上へ」が原則。
根元部分よりも、亀頭やペニス先端のほうが敏感で感じやすいからです。
上方向に舐めるほうが歯を当てにくい、というメリットもあります。
舌先をとがらせてツンツンとあてる
今までは、舌を”面”的に使いぺろぺろと舐めていました。
より感じてもらうために、舌を”点(ポイント)”として使っていきます。
具体的には、舌先をとがらせてツンツンとペニスの先端にあてていきます。
勃起後はカリに沿って舐めまわす
ここまで来ると高確率で勃起しているはずです。
勃起後は、カリ(根元からの竿部分と先端のプクっとなっている間にある段差)に沿って舐めまわします。
繊細な部位で、気持ちいいと感じとるセンサーが密集している部位でもあります。
優しく刺激してあげましょう。
玉・袋の筋を舐める
玉(睾丸)を舐めてほしいという願望を抱く男性も。
肛門に近く、自分から「舐めて」とは言いにくい箇所でもあります。
- 玉全体を優しく舐める
- 玉を舌の上で転がすイメージで刺激
- ちゅぱちゅぱと吸う
のが基本です。
さらに、勃起に伴い睾丸も硬くなってきたら、袋筋(左右の睾丸の真ん中にあり、縫い目のようになっている部分)を「下から上へ」向かって刺激するのもおすすめです。
今までペニス・亀頭に意識がいっていたところで、急に玉を舐めることで焦らし効果も。
ペニスへの刺激に集中していたら一度挟んでおきましょう。
先端だけゆっくりと咥えて上下に動かす
ここから、いよいよ咥えるパートです。
と言っても、まだまだガブッと勢いよくはいかず、あくまで先端だけ。
まずはゆっくりと咥えて上下に動かしていきます。
初めての方は、ペニスの感触とおおよその太さ長さを把握するためにも最初は浅めに咥えるほうが良いでしょう。
徐々に奥へ奥へと咥えていく
上下に動きながら、少しずつ奥へ奥へと深く咥えていきます。
速く動こうとすると歯を当てやすくなるので、最初はゆっくりでOK。
舌全体を使って、咥えながらも舐める
咥えた状態で静止しながら舌を転がしてみましょう。
右へ左へ動かしたり、舌全体を反転させながら絡められたらよりGood。
静止状態で慣れてきたら、ゆっくりと上下に動きながらもチャレンジしていきましょう。
玉をおさえる
咥えて上下に動いて時間がたってきたら、玉を手でおさえながら刺激をプラス。
同時に刺激することでさらに気持ちよくなること間違いなしです。
吸い込むように咥える(バキュームフェラ)
フィニッシュに近づいてきたら、吸い込むように咥える「バキュームフェラ」をしていきます。
ストローでタピオカを吸い込む時のイメージで、歯を当てないよう意識しながら、ほっぺをすぼませ吸い込むようにフェラしていきます。
苦しくなりにくいフェラの仕方
フェラ初心者の方にありがちなのが「息苦しい」「顎が疲れる」というもの。
苦しくなりにくいフェラの仕方をお伝えしていきます。
浅めに咥える
浅めに咥えることで「息苦しさ」と「喉への負担」を減らすことができます。
もう少し頑張りたい!と思う方は、「深く咥える:浅く咥える 」を 「2:8」くらいのバランスで行いましょう。
手コキ+キスで休む
フェラをすると唾液でペニスも濡れているはず。
唾液が潤滑剤となって、手コキ(手でペニスを上下に動かす)をしてもスムーズです。
顎が疲れてきたら手コキをしながら、キスをするのもおすすめ。
適度に休めるうえに、顔を近づけ合いコミュニケーションもとりやすくなります。
乾燥した状態で手コキをすると皮膚が引っ張られ痛がる男性が多いので、乾いてきたらフェラに戻ります。
フェラ⇒手コキ⇒フェラ…と繰り返すのが良いでしょう。
手コキ+乳首舐め で休む
「乳首は女性の性感帯」と思われがちですが、実は男性も乳首を刺激されることで気持ちよくなれます。
手コキと合わせて、乳首をぺろぺろと刺激するとより感度が高まるはず。
顎を使うわけではないので、疲れることなくひと休みできておすすめです。
ぺろぺろ舐めを合間に挟む
ずっと咥えるのではなく、ペロペロ舐めを途中に挟みます。
先ほどご紹介した「舐め方・咥え方」の前半パートに戻るのです。
男性は焦らし効果で興奮度アップ、女性側は休める。
一石二鳥ですね。
男性が喜ぶワンランク上のフェラへ!舐め方以外のテクニック
冒頭でもお伝えした通り、フェラは舐め方咥え方以外の雰囲気作りも大切。
心も満たされる「ワンランク上のフェラ」にするためのテクニックをご紹介していきます。
じらす
男性は「手に入りそうで入らないモノほど追いかけたくなる」習性があります。
あと一歩のところで焦らすことで、興奮度合いが高まりあなたの虜になるはずです。
緩急をつける
- ゆるやかだったと思ったら急に激しくなる
- 激しいバキュームフェラだったのに急にフェザータッチに戻る
といったテクニックを使って飽きさせないためにも、自分が休むためにも緩急を意識しましょう。
髪を耳にかける
女性が髪を耳にかける仕草にキュンとする男性は多いもの。髪を耳にかけるテクニックは、フェラ中にも応用できます。
仰向けで寝てフェラをする場合は、彼に見える側の耳を出します。
座って行う・立った状態でひざまずいて行う場合も、「片耳だけ」髪をかけるのがオススメです。
髪を耳にかける仕草を見せてあげるのもいいでしょう。
聴覚に働きかける
フェラやセックスは、ほの暗い空間で行うことが多いですが、よく見えない中では聴覚情報が優位になります。
よりエロい気分になるためにも”音”を味方につけましょう。
「ぐちゅぐちゅ」「ちゅぱちゅぱ」といった音を通して「フェラされている」状況を耳からも感じてもらいます。
普通には話さず、手コキでの休憩中に耳元でささやくのもいいかもしれません。
唾液を口に多めに含む
唾液を口に多めに含むことで、スムーズに上下に動かせます。
フェラをする前に水分を多めにとったり、ガムを噛んで唾液を出しやすくしておくといいでしょう。
複数の体位でチャレンジ
体勢によって、咥えやすさも変わりますし、刺激しやすい箇所も変わってきます。
- 座って
- 仰向けで寝た状態で
- 立った状態で女性が膝をついて
といった様々な体勢でチャレンジしながら、気持ちよくなる体位や楽にフェラできる姿勢を探っていきましょう。
上目遣いで目線を合わせる
座っている時や立った状態でする場合に有効な方法です。
上目遣いを意識しつつ、たまにニコッと目線を合わせましょう。
身体だけでなく、彼の心も満たせるはずです。
他のポイントも同時に攻める
ペニスだけではなく、乳首・玉(睾丸)・唇・耳…と他のポイントの同時攻めも取り入れられたら上級者の仲間入り。
人によって感じるポイントも様々なので、一緒に探していくのを楽しめたら最高ですね。
「ここ気持ちいい?」とヒアリング
気持ちよさそうな時にヒアリングしましょう。
「これ好き?」「ここ気持ちいいのかな?」と聞くことで、気遣っていることを伝えられます。
「感じている自分=恥ずかしい」と感じる方もいるので、あえて自分で認めさせることで、男性の羞恥心を刺激し、さらに興奮させることもできます。
「大きいね」「ガチガチだね」と実況中継
羞恥心を刺激するという意味では、”実況中継”も効果的です。
「大きくなったよ?」「ガチガチだね」と彼の状況をそのまま伝えます。
プラスして、「大きくて顎疲れてきちゃう」「気持ちいいだろうな…」とフェラの先をイメージさせる言葉もおすすめです。
はじめてのフェラでやりがちな失敗
初めてのフェラは頭がいっぱいいっぱいになりがちです。
一生懸命がゆえの失敗もあるので、あらかじめ失敗談を把握して未然に防いじゃいましょう。
歯がガッツリあたってしまう
歯があたると痛いだけでなく、お互いに気まずくなりシラける原因にもなります。
◆歯をあてないコツ
- 唇で歯を覆うイメージ
- 舌を伸ばし、下の歯を覆う
- 無理に速く動こうとしない
速く動くと、ガリっとあたってしまった時の衝撃も大きいので、ゆっくり動くのを意識しましょう。
咥えている際の音が大きすぎ
「じゅぼじゅぼ」「ボコッ」と大きすぎる音も興ざめする原因に。
唾液を多く出そうとすると音も大きくなりがちです。
だ液を出し過ぎてシーツまでびしょびしょに…といった失敗談もあるので、ほどほどにしておきましょう。
無理して咥えていてむせ返る
奥まで無理して咥えた結果、えづく・むせ返ることがあります。
ゲホゲホとなっては微妙な空気感になってしまいます。
少しずつ奥まで咥えるようにしたり、適度に休むことで防いでいきましょう。
真剣になり過ぎて真顔に…楽しむことを忘れる
「気持ちよくなってもらおう!」と真剣になるほど、真顔になりがちです。
テクニックが優れていても、相手が真顔でフェラしていたら…ちょっと怖い印象を与えます。
自分自身も楽しむことを忘れずに、リラックスしましょう。
初めてのフェラに関するよくあるQ&A
Q.男性からすると、フェラが初めてor経験が少ないって印象良くない?
A.いいえ。
むしろ、男性は経験が少ない女性を良しとする傾向にあります。
実際は、AV女優ばりのテクニックを繰り出しても、引かれる可能性のほうが高いです。
ふと冷静になったときに「あんなに上手いってことは、経験人数が多いのかな?」と気になる男性もいます。
さらに発展して、「実は相当遊んでる?軽い女性なのか…?」と悪い方向に捉えられてしまうことも。
「慣れていないからあまり上手くできないかもしれないけど…」と正直に伝えましょう。
控えめで慣れていないながらも、一生懸命フェラしようとしてくれる姿にキュンとしてくれるはずですよ。
Q.少しでも慣れておきたい!事前にできることや練習方法ってある?
A.この記事を読んでくれているように、まずはフェラについて理解すること。
どんな流れなのか、どうしたら気持ちよくなるのか?を把握できるだけでも十分です。
加えて、顔周りを柔軟に動かせるようにしておくのも良いでしょう。
大きく「あいうえお」と口を動かしたり、唇の保湿ケアをするのがおすすめです。
Q.フェラってどれくらいの時間するものなの?
A.特に決まりはありません。
その場の雰囲気によっても変わってきますが、一般的には10〜30分程度でしょう。
あくまでもセックスコミュニケーションの一部なので、明確にフェラをしている時間を区切ることは難しいです。
形式にとらわれず、疲れてきたらハグをして休むなどリラックスして楽しみましょう。
フェラしたら飲まないといけないの…?
A.いいえ、飲まなくてもOKです。
実際に、女性の84%、男性の44%が「精液をごっくんするのはなし」と回答しています。
男性側も「飲んでくれたら嬉しい」という意見がある一方で、「女性がかわいそう」「飲むのは嫌でしょ?嫌なことはしたくない」「衛生的によくないだろうし…」という意見も。
出典:Hot-Dog PRESS No.411 2022//10/27号 80~87ページ
無理に飲まなくていい一方で、飲んだからと言って身体に害があるわけではないので、その点も心配しなくて大丈夫です。
【まとめ】初めてのフェラは無理せずリラックスして
初めてのことは緊張したり不安も大きくなるものですよね。
さらに、性的なことは周りにも相談しにくく、1人で抱えがちです。
100%上手くできるようになることよりも、「彼を気持ちよくさせたい!」という想いが伝わるようにすることのほうが大切です。
そして、忘れてはいけないのが、相手(男性側)も同じように思っているということ。
嫌なことをさせてまで自分だけ気持ちよくなろうと考える男性は少ないですし、女性がその場を楽しんでくれてこそ興奮できるもの。
テクニックばかりに気を取られず、素直な気持ちを伝えたりリラックスして楽しみたいですね。