女性がオーガズムに達する手段の一つである、中イキ(膣イキ)。
しかし、実際には中イキを経験している女性は少なく、パートナーとの体の相性が悪いのではないかと悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、中イキ(膣イキ)とは何かについて解説し、中イキする方法・コツをご紹介します。
中イキできない原因は身体的な理由ではないので、心配ありません。
コツさえ掴めば、何度でも中イキできるようになりますので、この記事を参考に悩みを解決していきましょう。
中イキ(膣イキ)とは?
中イキ(膣イキ)とは、Gスポットやポルチオなどの膣の内側にある性感帯でオーガズムを得ることを指し、人それぞれ個人差はありますが、一般的には「中イキのほうが外イキよりも気持ちがいい」と感じている人のほうが多いと言われています。
ポルチオでの中イキを覚えれば、究極の快感とも言われる「連続イキ」をすることも可能になり、セックスがより気持ちよくなります。
中イキは、オーガズム時には子宮と腟、肛門括約筋が約0.8秒に1回のリズムで収縮し、我を忘れてしまいそうなほどの気持ちよさに襲われると言われています。
愛するパートナーと抱き合っているだけでも幸福感に満たされることはできますが、中イキすることができれば、より強い満足感や幸福感を得ることができるでしょう。
中イキと外イキの違い
女性のオーガズムの種類は大きく分けて「中イキ」と「外イキ」の2つに分類されます。
一般的には腟内にあるGスポットやAスポット、ポルチオへの刺激でイクことを「中イキ」、快感神経が集まっているクリトリスの先端への刺激でイクことを「外イキ」と言います。
ですが、中イキと外イキは実は同じ器官で快感を得ており、医学的には中イキと外イキは同じだという説もあります。
外イキはクリトリスを刺激することによって到達できるオーガズムのことを指し、一気に頂点へ登り詰めるような絶頂が訪れ、まるで頭が真っ白になるような、思わず声を上げてしまいそうな強い衝撃と共にビリビリとした鋭い快感が得られます。
一方中イキは、膣の中側のGスポットやポルチオを刺激することで体の奥から快感が生まれ、押し上がるような感覚になって絶頂を感じ、その後全身にじんわりと気持ちよさが広がります。
中イキは外イキと比較すると体の深い場所で感じるオーガズムであり、気持ちよさが外イキよりも継続すると言われています。
一般的に、外イキは経験したことがあるものの中イキを経験したことがないという女性は非常に多く、中イキは「未体験の経験を体感できる」という声が多いです。
中イキするやり方・方法とは?
では、より深い快感を得る中イキをするためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、中イキするやり方・方法を具体的にご紹介します。
「Gスポット」を刺激する
Gスポットの場所は、腟口から4〜5cmほど入ったところ、お腹側(腟の前壁)にあります。
初めての中イキには、まずはGスポットを徹底的に開発することから始めましょう。
Gスポットは未開発の状態だとほとんど快感を得られませんが、他の膣内性感帯よりは開発が容易です。
クリトリスに次いで有名な性感帯であるGスポットを刺激し続けると、「おしっこをしたくなるような感じ」になる場合が多いです。
- 足に力が入らなくてガクガク痙攣
- 急に全身の力が抜ける感覚
Gスポットで中イキをした時の感じ方は上記のようなケースが多く、体の内側から押し寄せて溢れてくるような快感を味わうことができます。
膣奥にある「ポルチオ」を刺激する
Gスポットよりも強い快感を得られると言われているのが、ポルチオ性感帯です。
腟の奥、子宮口近くの少し子宮が飛び出た部分のことをポルチオと言います。
腟の奥でオーガズムを感じるので「奥イキ」とも呼ばれます。
ポルチオによる中イキはオーガズムを感じる時間が長く深く、その波が次々に起こるという特徴があります。
クリトリスによる外イキ、Gスポットによる中イキとも全く快感の種類が異なり、中で連続してイキ続けることができるのがポルチオでの中イキです。
腟の長さは人によっても異なりますが、平均すると8〜10cmほどと言われるため、指ではポルチオに届かないこともあります。
ポルチオは膣の最奥に存在し、快感を得られるまでには開発に時間がかかるため、上級者向けと言えます。
しかし、ポルチオで快感を得られるようになれば、中イキで何度もイキ続ける事ができるという大きなメリットがありますので、時間をかけてじっくり開発を進めていきましょう。
ポルチオの上にある「Aスポット」を刺激する
Aスポットは日本ではあまり認知されていませんが、Gスポット以上に強烈なオーガズムが得られると言われる腟内性感帯です。
元々は腟の乾燥に悩んでいた女性のための研究で見つかったAスポットは、刺激を続けると急速に腟が濡れてくると言われています。
個人差はありますが、Aスポットはお腹側の一番奥のくぼんだ場所(ポルチオの上)にあり、腟の入り口からはおよそ13cmの部分にあります。
指ではAスポットまで届かないことが多いため、Aスポットを刺激したい場合にはバイブやディルドなどの大人のおもちゃを使って刺激するといいでしょう。
中イキできない原因とは?
なかなか中イキすることができず、中イキするやり方を試しても上手くできないという人には、なにか原因があるはずです。
続いては、中イキできない原因をご紹介します。
一度もイッたことがない
中イキ以前に、そもそもオーガズム自体を感じたことがない人も少なくありません。
セックスでイケる人、オーガズムに達することができる人は一説では女性の3分の1ほどだとも言われています。
つまり、外イキと中イキのいずれも、多くの女性にとっては練習を重ねることが必要ということです。
クリトリスによる刺激でオーガズムに達する外イキを経験したことがない人が、最初から中イキを経験するというのは簡単ではありません。
オーガズムを感じたことがない人は、まずは外イキによる性的快感を経験してみて「オーガズム」や「イク」という感覚がどんなものなのか、繰り返し感じてみるといいでしょう。
まだ膣内が開発されていない
上記でもご紹介の通り「イク」という感覚は刺激を繰り返し、身体を開発していくことによって敏感になったり快感を拾いやすくなったりして達することができる感覚です。
クリトリス・Gスポット・Aスポット・ポルチオなどいずれの性感帯の場合も、あまり触ったことがない、刺激したことがない場合は性的快楽が得られにくいこともあります。
セックスの場合は相手がいるため、気を使って時間をかけて性感帯を開発できないという人も多いでしょう。
その場合は、指やバイブ、ペニス型のディルドなどを使ったオナニーによって性感帯を開発するのも中イキ開発のための方法の一つです。
中イキするコツとは?
中イキのやり方や、できない原因はわかりましたが、何か具体的なコツなどはあるのでしょうか?
最後に、中イキするコツをご紹介します。
オナニーで外イキから中イキを覚える
感覚を覚えることに時間がかかるというデメリットはありますが、一人エッチ初心者でも始めやすい中イキ開発方法が、外イキから中イキを覚える方法です。
時間こそかかりますが、やり続ければ身体が中イキの感覚を確実に覚えてくれます。
まずはクリトリスでオーガズムを得られるようになることが必要です。
クリイキや外イキと呼ばれるオーガズムは、中イキと比較すると早めにできるようになります。
指で刺激したりアダルトグッズを利用したりして、クリイキの感覚を掴みましょう。
クリイキをマスターしたら、膣内にも刺激を加えていきます。
クリトリスと膣内を同時に愛撫し、体に感覚を徐々に覚えさせていきます。
初めは膣内に指やバイブを挿入しながら、クリトリスでオナニーする気持ちで大丈夫です。
そこから徐々に膣内への刺激も同時に加えるように意識していきましょう。
ここで忘れてはならないのは、自分が膣内のどの部分を気持ち良いと感じるのかをしっかりと探ること。
自分が快感を得られるパーツがわかったら、次回からはそこを刺激するように意識しながらクリトリスでオナニーを続けるとよいでしょう。
何度か続けていくうちに、クリトリスと同時に刺激すると気持ち良いポイントに気が付いていきます。
そのポイントを刺激しながらクリイキすることで、脳や体に中イキしていると勘違いさせることができるのです。
クリトリスと膣内の同時に刺激した外イキに慣れてきたら、中イキだけでイクことができるのか試してみましょう。
同時刺激オナニーをして、もうすぐイキそうになってから膣内オナニーのみにします。
これも、何度か挑戦するうちに徐々にできるようになっていくはずです。
最初はクリトリスへの刺激を止めると快感がなくなっていってしまうこともありますが、繰り返し行うことで、徐々に快感を高めていくことができるでしょう。
最終的に同時刺激から、クリトリスへの刺激をやめてもイケるようになったら、体が中イキを覚えたということです。
時間はかかりますが、確実な中イキ習得におすすめな開発練習方法です。
Gスポットの場所を知っておく
中イキしやすい体に磨くためには、まずはGスポットを開発することが重要です。
そのためには、どこがGスポットなのかを知らなければなりません。
しかし、Gスポットの場所を最初から知っているという人は少ないでしょう。
開発する必要のあるGスポットは、膣前壁、3cm〜5cmくらいのところにあります。
だいたい第二間接くらいまで膣内に指を入れたあたりです。
人によって場所が異なるので、自分の場所を探してみましょう。
ローションを使ってGスポットを刺激してみるのもオススメです。
ラブローションを使用すれば、指を挿入しやすく、Gスポットも見つけやすくなります。
また、膣内で指を動かしてスライドしやすいので、ラブローションを使ってオナニーすることで中イキしやすい体に近づけます。
まとめ
一般的には、実に7割の女性が中イキを経験したことがありません。
ですので、パートナーに申し訳ないと思ったりプレッシャーに感じることは全くありません。
むしろ、皆が同じ悩みを抱えていると考えて大丈夫です。
オナニーでまずは外イキから始めていけば、中イキも確実に覚えることができます。
この記事で紹介したやり方やコツを楽しく試して、満足度の高いセックスライフを送りましょう。