「愛人」という言葉にネガティブなイメージを持っている人は多いでしょう。
しかし、愛人関係には恋愛関係や夫婦関係にはないメリットがあるのも事実です。
この記事では、愛人の意味や愛人関係のメリット・デメリットを解説します。
また、愛人体質の女性に共通する特徴も紹介するので、愛人関係に興味がある女性はぜひ参考にしてください。
愛人とは
愛人とは、深い性愛関係にある相手を指す言葉です。
配偶者と異なり、正式な婚姻関係はありません。
生活の面倒を見たり、手当てを支払ったり、経済的な支援を条件に愛人契約を結んでいるケースが多いです。
ネガティブな意味合いの強い言葉ですが、元々は「愛する人」という意味の日本語で、戦前までは恋人と同じ意味で使われていました。
戦後になって、「既婚男性が他で作った女性」という意味の「妾(めかけ)」の代用として使われるようになったと言われています。
浮気との違い
愛人と浮気は、どちらも特定のパートナー以外と関係を持つという点は同じです。
しかし、浮気は一時的な感情で肉体関係を持つことを指します。
大体は遊び目的なので、愛人のように関係が長く継続することはほとんどないでしょう。
また、愛人関係と違い、金銭的なやり取りが発生しないことも多いです。
不倫との違い
不倫とは、既婚者が配偶者以外の相手と肉体関係を持つことを指します。
しかし、愛人関係とは異なり、基本的に金銭のやり取りは発生しません。
レストランで食事をしたり旅行に行ったり、2人で楽しむためにお金を使うことが多いです。
愛人関係のメリット
世間的にはネガティブなイメージがある愛人ですが、望んで愛人関係になる人がいるのも事実です。
まずは愛人関係にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
金銭的なサポートを受けられる
愛人関係の大きなメリットは、金銭的なサポートを受けられることです。
どのくらいの金額で契約を結ぶかは人それぞれですが、生活が楽になるくらいの金額はサポートしてもらえるでしょう。
また、毎月一定の額をもらえるだけでなく、マンションを用意してくれたり車を買い与えられたりするケースもあります。
視野が広がる
視野が広がるのも愛人関係のメリットといえるでしょう。
愛人を養うだけの経済的余裕がある男性は、社長や経営者など社会的に成功している人が多いです。
社会的立場が高い男性は、普通の人ができない経験をたくさんしています。
そのため、ビジネスのノウハウが学べたり新しい価値観に触れたりすることができ、自分自身の成長につなげられるでしょう。
割り切った関係なのでストレスが少ない
愛人関係は、恋愛感情なしの割り切った関係なのでストレスが少ないです。
浮気や不倫は恋愛感情が絡むので、関係がこじれた場合に大きなトラブルに発展する可能性があります。
しかし、愛人関係はお金だけでつながっているので、互いに深入りせず気楽に関係を続けることができるのです。
また、嫌になったり他に好きな人ができたりすれば、簡単に関係を終わらせられるのも愛人関係のメリットといえます。
愛人関係のデメリット
続いては、愛人関係のデメリットを解説します。
メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解しておきましょう。
社会的信用を失うリスクがある
世間的には、愛人関係を悪いことだと捉える人が大半です。
そのため、愛人関係がバレたときには社会的信用を失うリスクがあります。
もし職場内での愛人関係がバレてしまったら、職を失う可能性もあるでしょう。
愛人関係は誰にも知られてはいけないので、常に人の目に注意を払わなくてはいけません。
他の男性と恋愛しにくい
誰かの愛人になると、他の男性と恋愛しにくくなります。
愛人関係にネガティブな印象を持っている人は多いので、愛人のことを隠して恋人と付き合わなければいけません。
しかし、恋人のことを優先しすぎると、愛人との関係が崩れる可能性があります。
恋人関係と愛人関係を両立するのは難しく、精神的にも肉体的にも負担が大きいでしょう。
一般の男性では満足できなくなる
愛人関係に慣れてしまうと、一般の男性では満足できなくなる可能性もあります。
愛人関係を求める男性は、経済的にも精神的にも余裕があるハイスペックな男性が多いです。
そのため、高価なプレゼントや高級な食事などに慣れてしまうと、一般の男性に物足りなさを感じてしまうでしょう。
感覚がズレてしまうと、普通の恋愛をするのが難しくなってしまうかもしれません。
愛人体質の女性に共通する特徴
愛人になりやすい女性には、どのような特徴があるのでしょうか。
最後に、愛人体質の女性に共通する特徴を紹介します。
優柔不断な性格
優柔不断な性格をしている女性は、愛人になりやすい傾向があります。
常に周りの意見に流されているので、男性からの誘いを断れないからです。
愛人を求める男性の多くは、年上で頼りがいがあります。
そのため、優柔不断な女性が男性に依存してしまい、愛人関係から抜け出せなくなるケースも少なくありません。
友達が少ない
友達が少ないのも、愛人体質の女性の特徴です。
相談できる友達がいないので、男性から愛人関係を持ちかけられると簡単に流されてしまいます。
また、寂しいときに男性から甘い言葉をかけられると「必要とされている」と感じてしまい、その結果愛人関係に行き着くケースもあるでしょう。
人のものを羨ましく感じる
人が食べているものを欲しがったり、人のファッションを真似したりする女性はよくいますよね。
そんな人のものを羨ましく感じるタイプの女性も、愛人関係に陥りやすいです。
既婚者と知った途端に相手のことが気になって、「私のものにしたい」「私もあんな人と結婚したい」と近づき、気づけば愛人関係になってしまいます。
正妻に対しても悪びれることなく、むしろ奪うことができたと優越感に浸る女性もいるほどです。
物欲が強い
愛人体質の女性は、ブランド品や贅沢が好きで、物欲が強いです。
物欲が強い人は早く物を手に入れたいと考えているため、コツコツ働いてお金を稼ぐことをじれったく感じます。
そのため、「愛人になってしまった方が、男性からプレゼントをもらえて手っ取り早い」と考えるのです。
物欲が強い女性にとって、愛人関係は欲しい物を手に入れるための手段にすぎません。
恋愛に対してドライ
愛人体質の女性は恋愛に対してドライな人が多く、割り切った愛人関係の方が気楽だと思っています。
恋人に束縛されたり、まめに連絡を取ったりすることを面倒に感じているのです。
愛人関係の場合、会う頻度が決まっていることも多いので、余計な連絡や束縛もありません。
特に過去の恋愛にトラウマがある人は、踏み込みすぎない気楽な関係を求めて愛人になろうとする傾向が強いです。
負けず嫌い
負けず嫌いでプライドが高く、ステータスを得るために愛人になる女性もいます。
愛人を作る男性はハイスペックな場合が多く、周りに自慢する材料としては充分すぎます。
ブランド品に身を包んだり高級なレストランで食事をしたりと、他の女性にマウントを取るための手段として愛人契約を結ぶのです。
コンプレックスを抱えている
愛人になりやすい女性には、容姿や家庭環境にコンプレックスを抱えているケースもあります。
コンプレックスがあると思考がネガティブになり、心に孤独を感じてしまいます。
その孤独を埋めるために包容力がある男性を求めたり、肉体関係で金銭を受け取ったりして、承認欲求を満たしているのでしょう。
感情で物事を判断する
愛人体質の女性の特徴として、感情で物事を判断しやすいことも挙げられます。
将来のことよりも今の瞬間を楽しむ傾向が強いので、お金につられて愛人関係を持ってしまうのです。
また、感情で物事を判断するという素直さが、愛人に好かれる要因でもあります。
愛人を求める男性は女性に世話を焼きたかったり、わがままを言われたかったりする場合が多いです。
愛人女性に振り回されても「そんなところが可愛い」と受け入れてくれるため、愛人関係が長続きしやすいのでしょう。
愛人関係はリスクが大きいことを理解しよう
愛人関係にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
経済的な援助や割り切った関係は魅力的に思えますが、いい面ばかりに目を向けていると後悔する可能性が高いです。
世間的には愛人関係をよく思わない人も多いので、周りにバレたときに社会的信用を失う危険性があります。
常にリスクを背負って関係を続けなければいけないことを理解して、納得できる選択をしてくださいね。