小さめなバストサイズを気にする女性の中には「胸を大きくしたいけれど、豊胸手術はハードルが高い」と悩んでいる人もいるでしょう。
そんなときは日頃の食生活を改めて、食べ物からバストアップにつながる栄養素を摂取してみませんか?
この記事では、バストアップ効果が期待できる食べ物やその他の育乳に使える方法を紹介します。
胸を大きくする食べ物の栄養素とは?
まず結論からいうと、絶対に胸が大きくなる栄養素というものは存在しません。
なぜなら、バストの大きさは遺伝や乳腺の大きさに由来するからです。
乳腺が大きいと保護するための脂肪もたくさんつきます。
反対に乳腺が発達していないと周りにつく脂肪も減り、バストが大きくなりにくいのです。
つまり、バストアップを目指すには乳腺の発達が欠かせません。
そのため、乳腺の材料になりやすく発達を助ける栄養を摂取すればバストアップをサポートできるでしょう。
具体的な栄養素の種類は以下の通りです。
- タンパク質
- ビタミンC
- ビタミンE
- ミネラル分
また、女性ホルモンに似た成分の栄養を摂取することで乳腺の発達を促すという方法もあります。
乳腺の発達は基本的に25歳前後で止まるケースが多いですが、中には30代を超えて発達する人も存在します。
バランスが良い食事を心がけて、理想のバストを目指しましょう。
胸を大きくする食べ物一覧
バストアップに効果的な栄養素が分かったら、次は何を食べればその栄養素が効率的に摂取できるかを学びましょう。
ここでは、胸を大きくしたいときに食べたほうがいい食べ物を4つピックアップしました。
摂取できる栄養素も解説しているので、毎日のレシピに取り入れてくださいね。
大豆食品
大豆に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」と似た構造を持っています。
そのため、積極的に大豆製品を食べるとエストロゲンの働きを優位にして、乳腺の発達を促進できるといわれています。
ただし、一部のホルモンを過剰に摂取する行為は人体へ悪影響を及ぼす恐れがあります。
食品安全委員会による規定では、イソフラボンの上限摂取量は約70〜75mgです。
もちろん、これ以上摂取してすぐに具合が悪くなるというようなことはありません。
しかし、健康に影響を与えないためにも一度に大量のイソフラボンを摂取するのではなく、毎日少しずつ食事に取り入れていきましょう。
参考元:食品安全委員会「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の 安全性評価の基本的な考え方」
アセロラ
アセロラにたっぷり含まれたビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。
バストを支えるクーパー靭帯はコラーゲン繊維でできていて、この靭帯がバストの形を美しく保ってくれています。
しかし、クーパー靭帯は負荷が掛かって千切れると二度と元に戻りません。
さらに25歳前後からコラーゲンが減少し始めるため、バストの張りが無くなったり下垂が起きたりして美しいバストラインを保ちにくくなっていくのです。
バストはサイズ感だけでなく、しっかり持ち上がって張りがある見た目も大切です。
コラーゲン合成を助けるビタミンCをたくさん摂取して、健康なクーパー靭帯をキープしましょう。
緑黄色野菜
緑黄色野菜には、クーパー靭帯の合成を助けるビタミンCはもちろん、ビタミンE、ミネラル分などバストアップをサポートする栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンEは血管を作ったり強化したりするときに使用する栄養素です。
細胞組織の成長を促すには健康な血管で新鮮な血液をたっぷり送り込む必要があるため、上限摂取量を守ってしっかり摂取しましょう。
厚生労働省の調査によると、女性のビタミンE基準摂取量は1日6mgです。
ビタミンEを摂りすぎると下痢や骨粗しょう症のリスクがあると、動物実験の結果ではでてきているので、摂取量を守って摂取してくださいね。
ミネラル分は細胞に栄養を送り込んだり代謝を促したりする際に使われる栄養素です。
とくに亜鉛や鉄分などを積極的に摂取しましょう。
参考元:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
肉や魚
肉や魚もバストアップを目指す上で積極的に摂取したい食材です。
人の体内では、常に古い細胞が消えて新しい細胞が生まれています。
この新しい細胞を作るときに、タンパク質を大量に消費するのです。
バストの土台になる大胸筋や、バストの基礎となる乳腺もタンパク質によって作られて強化されていきます。
また、タンパク質は人体の健康を維持する三大栄養素の一種でもあるため、日々の食事で積極的に肉や魚を食べて動物性タンパク質を取り入れてくださいね。
タンパク質の摂取目安は体重1kgにつき1gです。
例えば50kgの女性であれば1日50gのタンパク質摂取を目指しましょう。
胸を大きくする食材を使った食事のレシピ
胸を大きくする食材は単品でも食べられるものばかりですが、せっかくなら美味しい食事に取り入れましょう。
おすすめの食材を使った美味しいレシピを3つ紹介するので、ぜひ今日から試してみてください。
バストアップ以外の効果も得られるので、美容に敏感な女性にぴったりなレシピばかりですよ。
【ダイエット向け】豆腐とわかめのサラダ
材料(1人分)
- 豆腐(絹・木綿はお好みで) …半丁
- 乾燥わかめ… 大さじ半分
- きゅうり…1/2本
- お好きなドレッシング…適量
- 白胡麻…適量
作り方
- わかめを水で戻しておく
- 豆腐をキッチンペーパーに包んで1分程度加熱する(600W程度)
- きゅうりを薄い輪切りにして塩もみし軽く水気を取る
- 全ての材料を同じ容器に入れドレッシングで軽く和える
- お好みで白胡麻を振りかける
豆腐とわかめのサラダは、大豆イソフラボンとミネラルが豊富に含まれたお手軽レシピです。
カロリーが低く腹持ちもいいのでダイエット中でも食べやすいですよ。
ドレッシングは自分が好きな味でかまいませんが、おすすめはチョレギドレッシングや、塩と胡麻油と唐辛子を混ぜた韓国風ドレッシングです。
せっかく低カロリーレシピなので、ドレッシングのカロリーも意識してダイエットしつつバストアップを目指しましょう。
【手軽に飲める】きなこ豆乳バナナスムージー
材料(1人分)
- 無調整豆乳…120g
- きなこ…15g
- はちみつ(オリゴ糖でも可)…15〜20g
- バナナ…40g
作り方
- バナナを適度なサイズに切る
- 材料を全てミキサーに入れ混ぜ合わせる
きなこ豆乳バナナスムージーは、材料をミキサーに入れるだけでできるとてもお手軽なバストアップレシピです。
大豆製品がたっぷり含まれているので大豆イソフラボンの摂取に最適ですよ。
また、バナナは食物繊維が豊富なので便秘解消などの効果も得られます。
健康を整えながら乳腺促進を促しましょう。
【おかずにおすすめ】鶏むね肉とキャベツの甘辛炒め
材料(1人分)
- キャベツ…100g
- 鶏むね肉…120〜130g(約半枚)
- 片栗粉…大さじ1/2
- サラダ油…大さじ1/2
- 白胡麻…適量
- 塩胡椒…少々
- (A)酒…大さじ1/2
- (A)砂糖…大さじ1/2
- (A)醤油…大さじ1
- (A)みりん…大さじ1
作り方
- (A)の調味料を全て混ぜておく
- 鶏むね肉をそぎ切りで一口大に切り分ける
- 塩胡椒で味付けして片栗粉をまぶす
- キャベツを3cm程度に切る
- サラダ油を熱し弱中火で鶏むね肉を焼く
- キャベツを加えて軽くしんなりするまで炒める
- (1)で作った調味料をフライパンに加えて炒め合わせる
- 盛り付け後に白胡麻を振りかける
鶏むね肉とキャベツの甘辛炒めは夕ご飯のおかずになるバストアップレシピです。
食べごたえ抜群の鶏むね肉をたくさん食べれば、細胞を作るタンパク質をしっかり補給できますよ。
鶏むね肉を切るときは繊維を分断する方向に削ぎ切りすると歯触りがよく食べやすくなります。
キャベツに含まれるビタミンCは熱に弱いので、軽く火を通す程度にしてシャキシャキ感を楽しみましょう。
食べ物以外に胸を大きくする方法
食べ物から栄養素を得てバストアップを目指すのは長期的な計画が求められます。
その時間を短縮するには、食べ物以外のバストアップ方法を取り入れましょう。
そこでここでは、すぐに始められてバストアップに効果がある対策を解説します。
胸周りの筋肉を鍛える
胸周りの筋肉を鍛える方法もバストアップに効果的なアプローチです。
多くの場合、乳腺の発達はある程度の年齢で止まってしまいます。
また、傷ついたクーパー靭帯が復活することもないため食事でのバストアップには限界があるのです。
そこで、バストの土台となる大胸筋に目を向けましょう。
乳房は大胸筋に乗っているので、土台を鍛えて筋肉を増やせばその分ボリューム感もアップします。
さらに、大胸筋は身体の中でも比較的大きな筋肉です。
そのため、鍛えることで代謝が上がり太りにくい身体を作れますよ。
大胸筋を鍛えてバストアップしながら、美しいボディラインを目指しましょう。
バストアップ用の補正下着を利用する
バストアップの効果が期待できる補正下着を利用するのもおすすめの方法です。
たとえバスト自体が大きくても、下垂やバストの横流れで形が崩れているとボリューム感が損なわれてしまいます。
脇肉流れを防ぐ脇高設計や、バストの位置を上げるリフトアップなどを活用すれば理想のバストラインに近づけますよ。
補正下着を選ぶポイントは「悩みをしっかり見極めること」です。
何が原因で自分のバストが大きく見えないのかを分析し、目的に応じたタイプを選びましょう。
用途にあったブラジャーを使い分ける
バストの張りを保って大きく見せるには、できるだけクーパー靭帯を傷つけないことが重要です。
しかし、クーパー靭帯はとてもデリケートで、運動や寝返りなどの負荷でも切れてしまうことがあります。
クーパー靭帯を守ってバストをきれいに保つためには、日頃から用途にあったブラジャーを使用しましょう。
例えば激しく動く運動時には乳房を固定して負荷を軽減するスポーツブラ、眠るときには寝返りの負担を和らげつつ圧迫感を覚えないナイトブラなどが適切です。
状況に応じてブラジャーを使い分けて、クーパー靭帯を長持ちさせてくださいね。
【まとめ】食材でのバストアップは長期計画で!筋トレや下着も育乳に取り入れよう
食材から摂取できる栄養素は、一朝一夕で身体に影響を与えるわけではありません。
また、一度栄養素を取っただけでは効果が十分に発揮されないでしょう。
バストアップしたいなら、効果があるといわれている栄養素を毎日根気よく取り入れることが重要です。
それぞれの上限摂取量や基準摂取量を確認して、日々の料理を工夫していきましょう。
また、同時に筋トレや下着などを用いればより効率的に美しいバストラインを目指せますよ。