近年、結婚せずにあえて独身のままでいる男性が増えています。
女性から結婚を匂わせて、「結婚はしたくないかな」「今のままがいい」と言われてしまうこともあるでしょう。
結婚しない男には、どのような心理が隠れているのでしょうか。
この記事では、結婚しない男の特徴や理由、結婚を意識してもらう方法を解説していきます。
結婚しない男は増えている?
結婚しない男性の割合は年々増え続けています。
国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、日本人男性の「50歳時の未婚割合」は年々上昇を続け、2020年時点で約28%にのぼるという結果になりました。
2000年時点での「50歳時の未婚割合」は約13%であるため、20年間で2倍以上の割合になっていることがわかります。
※「50歳時の未婚割合」とは、「45〜49歳」と「50〜54歳」未婚率の平均値から「50歳時」の未婚率を算出したデータです。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「性別,50歳時の未婚割合,有配偶割合,死別割合および離別割合:1920~2020年」
【タイプ別】結婚しない男の特徴
結婚しない男にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、結婚しない男の特徴をタイプ別に解説していきます。
独身の自由を楽しんでいるタイプ
結婚しない男性の中には、独身の自由を楽しんでいる人がいます。
1人でいることに抵抗がなく、なんでも自由にできることに喜びを感じているのです。
結婚によって行動が制限されたり、自分のペースを乱されたりすることを嫌っています。
結婚のリスクを避けたいタイプ
結婚のリスクを避けたくて結婚しない男性もいます。
結婚すると、さまざまな責任が生じますよね。
「妻や子供を養わなければいけない」というプレッシャーから、なかなか結婚に踏み出せないこともあるでしょう。
結婚のリスクにばかり目が行き、独身のままでいることを選んでしまうのです。
結婚自体に興味がないタイプ
結婚自体に興味がないタイプの男性もいます。
近年では、未婚率の上昇や価値観の多様化から、「結婚をしなければならない」というプレッシャーが少なくなってきています。
そのため、「積極的に婚活をしよう」という気持ちが芽生えないままでいるのです。
このタイプは、結婚自体を拒否しているわけではないため、運命的な出会いがあればすぐに結婚することもあります。
恋愛が苦手なタイプ
恋愛が苦手で結婚しない男性もいるでしょう。
「自分に自信がない」「過去に裏切られたトラウマがある」といった理由から、恋愛に消極的になっているパターンです。
恋愛や結婚にマイナスイメージを抱いているため、魅力的に思える人と出会えてもなかなかアプローチできません。
忙しくて出会いがないタイプ
「忙しくて出会いがない」という理由で結婚しない男性もいます。
仕事が忙しいと、朝早くから夜遅くまで職場にいるため、なかなか女性と出会うことができません。
そのうえ、休日は疲れを癒すために家にこもりきりになってしまうことも多いです。
女性と出会う機会がないため、結婚はもちろんのこと、恋愛すらできずにいるでしょう。
結婚しない男が増えている理由
結婚しない男性が増えている背景には、いくつか理由が考えられます。
ここでは、結婚しない男が増えている理由について解説していきます。
多様な生き方が認められるようになったから
結婚しない男性が増えている理由として、近年の価値観の変化が挙げられます。
現代では独身や事実婚、同性愛など、多様な生き方が認められるようになってきました。
そのため、未婚のままでいることへの風当たりも弱くなってきているのです。
「早く結婚をしなくてはいけない」というプレッシャーが少なくなり、結婚への焦りが生まれにくいのでしょう。
低所得な若い世代が増えたから
低所得な若い世代が増えたことも、結婚しない男性が増えた理由として挙げられます。
「給与が下がり続け、多くの人が年収300万円ほどになる」と言われるほど、現代は低所得者が増えています。
結婚時には結婚式の費用や引っ越し費用がかかりますし、結婚したら家族を養っていかなければなりません。
1人暮らしで精一杯だと、誰かを養うなんて考えられないのでしょう。
子育てしにくい環境になっているから
子育てしにくい環境になっていることも、結婚しない男性が増えた要因です。
結婚して子供が産まれたら、当然しっかりと責任を持って子供を育てなくてはいけません。
しかし、現在では教育費の高騰や物価高の影響などで、子育てには多額の費用がかかります。
そのため、子育てのハードルが高くなっているのです。
低所得での労働や非正規雇用者の増加など、経済的不安が増えている現状において、結婚して子供を作ることに尻込みする男性は増えています。
出会いの機会が減少したから
結婚しない男性が増えている背景には、出会いの機会の減少も挙げられます。
昔は、結婚適齢期になると、両親がお見合いをセッティングしてくれることもありました。
しかし、現在お見合いで異性と出会う機会はあまり多くありません。
また、昔は職場恋愛は一般的な出会い方でしたが、今は些細なアプローチでもセクハラと捉えられかねないご時世のため、職場恋愛がしにくくなっています。
人間関係への悪影響を懸念し、職場恋愛をしないようにする人も多くいます。
このように、昔と比べて異性と出会う機会は減少してしまっているのです。
結婚しない男に結婚を意識してもらう方法
自分の彼氏に結婚願望がないとき、どのように結婚を意識してもらえばいいのでしょうか。
最後に、結婚しない男性に結婚を意識してもらう方法を解説していきます。
美味しい手料理を食べさせる
結婚を意識させるために有効なのが、美味しい手料理を食べさせることです。
「激務で疲れても、帰ってきたら美味しい手料理が待っている」という状況は、男性にとって癒しになります。
「一生この人の料理が食べたい」と思ってくれるかもしれません。
男性の胃袋を掴むことができれば、結婚を意識させることができるでしょう。
交際したら早めにお互いの両親に会う
交際したら、早めにお互いの両親に会うのもいいでしょう。
男性は、自分の家族を大切にしている人が多いです。
そのため、自分の親から「彼女はいい子だね」「あの子と結婚した方がいいよ」などと言われると、結婚を真剣に考え始めるでしょう。
また、自分の両親に会ってもらうのもおすすめです。
両方の親が公認しているカップルになれば、自然と結婚を意識させることができます。
ただし、無理矢理会わせると逆効果になってしまう可能性があるので、注意してください。
周りの結婚した人について話す
周りの結婚した人について話すという方法もあります。
友人や同僚など、周りに結婚した人がいれば、さりげなく話題に出してみてください。
会話の中で、彼氏の結婚に対する考え方がなんとなく分かるかもしれません。
また、周りの結婚の話を聞くことで、結婚に対して前向きな気持ちを持ってくれる可能性もあります。
結婚についてきちんと話し合う
いずれの方法でも埒が開かないのであれば、結婚についてきちんと話し合いましょう。
話し合いの場を設け、相手に結婚する意思があるのかどうか確認してみてください。
ただし、「いつ結婚してくれるの?」「早くしてよ!」と責め立てるのはNGです。
強く責め立てると、相手が面倒くさがって逃げてしまう可能性があります。
冷静に「私はあなたのことが大事だから結婚したい。あなたはどう思っているの?」といった聞き方を心がけてください。
なぜ結婚しない男が増えているのか理解しよう
結婚に対して前向きに考えづらい時代になっていることは否めません。
男性の結婚願望が薄れてしまうのは仕方がないことでしょう。
彼氏に結婚を意識させたいなら、なぜ結婚しない男性が増えているのかを理解する必要があります。
相手の心理を理解してひたすらに向き合えば、彼氏に結婚願望を抱かせることができるかもしれません。
今回紹介した方法を実践して、大好きな彼氏と幸せになりましょう!