大切なパートナーと身も心も繋がれる初体験は、女性にとって大切な思い出になる瞬間ですよね。
しかし、経験者の話を聞くと「痛かった」という感想も多く、不安に思う人もいるでしょう。
初体験が痛いのは、処女膜が破れるからともいわれていますが実はそれだけが原因ではありません。
この記事では、初体験で感じる痛みの理由や痛みを和らげる方法を解説します。
初体験は痛い?どのくらいの痛みか解説
多くの女性は、「初体験は痛い」というイメージを持っているのではないでしょうか。
確かに、経験者の女性からは初めてのセックスは「痛かった」「血が出た」という感想をよく聞きますよね。
では具体的に初体験の痛みとはどのようなものなのでしょうか。
過度な不安を抱かないためにも、痛みの特徴や痛む期間をチェックしましょう。
身体が勝手に逃げてしまうような痛み
初体験では必ずしも痛いわけではありません。
しかし、実際に初体験での挿入に痛みを感じたことがある女性は多いでしょう。
よくいわれる痛みの特徴が、裂けるような痛みです。
そのため、初体験の痛みは処女膜が破れるときの痛みだと思われがちですが、実際にはそれ以外の要因も複数あります。
また、痛みが激しかった人は「身体が勝手に逃げてしまうくらい痛い」と例えることもあります。
これは、痛みを感じる挿入に対して身体が危機感や恐怖心を抱き、本能的に上に逃げてしまうためでしょう。
初体験後に痛みが長引くことは少ない
初体験の痛みは、一般的にその後長期間も続くことはないといわれています。
初体験で感じた痛みはその日のうちに治る人が多く、長くても2〜3日で痛みを感じなくなる傾向にあります。
もしそれ以上長く痛みが続く場合や、痛みがどんどん増していく場合は、膣内が傷ついていたり、別の病気を発症したりしている恐れがあります。
その場合はできるだけ早く専門医の診察を受けてくださいね。
痛みの度合いは個人差がある
女性の中には、初体験のときにほとんど痛みを感じなかったという人も存在します。
しかし、だからといって何か異常があるわけではないです。
初体験の痛みはいろいろな要因で起きるため、中にはそれらの要因が全くなく、痛くなかったという女性もいて当然です。
また、一方でとても強い痛みを感じたという人もいます。
初体験の痛みは人によって固有差が激しく、痛みの度合いも全く異なると覚えておきましょう。
初体験が痛い理由は?
初体験の痛みを「処女膜が破れるから」と思っている人は多いですが、一概にそれだけが原因とはいいきれません。
初体験の痛みにはいろいろな理由があり、それぞれ対処法も異なるので、まずはなぜ痛むのかをチェックして自身の行為の参考にしましょう。
緊張して身体が硬直しているから
初体験で痛みが生じる原因の一つが緊張です。性行為に対する不安で緊張し身体がこわばると、腟内の筋肉も硬直してしまいます。
すると、内部が滑らかにペニスを迎え入れられず痛みが発生しやすいのです。
緊張の原因は性行為そのものやパートナーに裸を見せることなどさまざまです。
誰でも初めての行為には緊張や不安を感じるものなので、けして恥ずかしいと思わなくても大丈夫。
それよりも、パートナーと一緒にリラックスできる環境を作って、緊張を和らげる工夫をしていきましょう。
十分に濡れていないまま挿入するから
腟内が十分に濡れていないことも痛みを生む理由です。本来、性行為を行うときはペニスの滑りを良くし腟内を保護するための体液が分泌されます。
しかし、愛撫や慣らしが十分でないと体液の分泌が行われず、粘膜が擦れる痛みが生じてしまいます。
濡れていない膣への挿入行為は、経験者の女性でも痛みを感じるもの。
初体験だから仕方ない、と我慢すると内部を傷つけ感染症に掛かるリスクもあります。
初体験のときは丁寧な愛撫をしてもらって、十分に濡れた状態で挿入を行いましょう。
コンドームの素材が合わないから
まれに、コンドームに使われている素材に対して肌が反応し痛みを発生させる可能性もあります。
コンドームにはゴムやシリコンが使用されているのですが、アレルギー反応が出ると痒みや痛みを感じるかもしれません。
もともと敏感肌だったり、アレルギー体質だったりする女性は、使用するコンドームの素材もよく確認して肌に優しいものを選んでくださいね。
処女膜とは?初体験で出血や痛みがある原因
初体験で出血すると、驚いてますます不安になってしまうかもしれません。
しかし、この出血は処女膜が破れることで起きる現象なので、必要以上に心配する必要はありませんよ。
処女膜とは一体どの部位を指しているのかを知り、痛みや出血の理由を学んで初体験に備えましょう。
処女膜ってなに?
処女膜とは、膣の入り口にある厚さ1mm程度の粘膜を指しています。
「膜」という言葉から、膣を完全に覆っているイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、処女膜は中央付近に指1本程度の穴が空いていて、ここから整理の経血などが排出されます。
また、処女膜はヴァージンの証明といわれることもありますが、一概にそうとはいいきれません。
処女膜はとてもデリケートなので激しい運動やオナニー、生理用品の挿入などで破れることもあるのです。
初体験で出血や痛みがあるのはなぜ?
初体験で出血や痛みが生じるのは、処女膜裂傷が起きるからといわれています。
処女膜に開いている穴はとても細いので、それよりも太いペニスが挿入されると粘膜が破れて傷がつくのです。
つまり、初体験で血が出るのは処女膜の裂傷から出血するからで、その傷が痛みの原因の一つだということになります。
ただし、処女膜裂傷の痛みや出血は比較的短時間で収まることがほとんどです。
何日経っても出血が収まらず、痛みも続いているという場合は他の原因を疑いましょう。
初エッチの痛みを抑える方法
初体験は痛みが発生しやすいのですが、事前の準備や行為中の意識で痛みを抑えることはできます。
せっかく大好きな人と結ばれる大切な瞬間を迎えるのですから、できるかぎり痛みの対策をして万全の体勢でそのときを迎えましょう。
ここでは、初体験の痛みを抑える方法をピックアップしたので、参考にしてくださいね。
愛撫をしっかりしてもらう
初エッチの痛みを抑えるには、パートナーにしっかり愛撫をしてもらうことが大切です。
愛撫で腟内の体液をたっぷり分泌されることで、内部の滑りが良くなり過剰な痛みが出にくくなるでしょう。
また、長い時間を掛けてパートナーとコミュニケーションを取れば緊張がほぐれ、リラックスした状態で性行為に臨めます。
腟内の筋肉がほぐれていれば、より痛みを少なくできますよ。
ローションを利用する
愛撫を念入りにしてもらっても、緊張していると体液が分泌されにくいものです。
どうしても濡れないというときはローションを利用するのも方法の一つです。
ローションは適度な粘度があるため挿入行為をスムーズにしてくれます。
冷たいままで使うと身体がびっくりしてしまうので、お風呂に浮かべて人肌程度に温めると使いやすいですよ。
良い匂いがついているタイプや、味付きのタイプもあるのでパートナーと好みのアイテムを探しましょう。
オナニーで挿入に慣れておく
初体験でむやみに緊張しないためにも、オナニーをする際には腟内に指やおもちゃを入れて挿入行為に慣れてみましょう。
挿入自体の体験がない女性にとって「身体の内部に異物を入れる」という行為自体が不安ですよね。
そのせいで過度に緊張すると痛みもより激しくなるため、事前のトレーニングはとても重要です。
最初は細い指一本からでいいので、膣にものを入れるという行為に慣れていきましょう。
彼氏と素直に話し合う
性行為の痛みを和らげるのに最も大切なのは、パートナーと心を通わせることです。
自分がどんな気持ちでいるのか、何に対して不安に思っているのかなどを相手に話して初体験に対する心配事を共有しましょう。
パートナーが貴方のことを本当に大切に思ってくれていれば、気持ちに寄り添って後悔のない初体験をするための工夫をしてくれるでしょう。
【まとめ】大切な恋人との初体験は痛いけれど最高の思い出になる!
処女膜の傷や緊張、愛液不足など初体験の痛みにはさまざまな原因があります。
痛みに対する不安や性行為に対する緊張は簡単に消せるものではありません。
しかし、パートナーを信頼して身も心も委ねればリラックスした気分で性行為に臨め、痛みの度合いも軽減できるでしょう。
初体験を痛くて辛いものだと思わず、パートナーとの幸せな時間だと思って大切な夜を迎えてくださいね。