妊娠後期や臨月のオナニーで胎児に影響はある?早産や流産のリスクも解説

妊娠後期や臨月になるとつわりが落ち着き、性欲が増してくる女性は結構多いです。

そんなときに「オナニーしたいけど胎児に影響がないか心配」「何に気をつけながらオナニーをすればいいの?」などのお悩みがあり、なかなか性欲を処理できない妊婦さんもいるかと思います。

そこで今回は、妊娠後期や臨月のオナニーで胎児に影響があるかどうかをはじめ、早産や流産のリスクに関しても解説していきます。

 

妊娠後期にオナニーはしても大丈夫?

 

妊娠後期にオナニーをしても大丈夫なのでしょうか。

妊娠後期はホルモンバランスが崩れてイライラしがち。

そんなときにふと「オナニーしたい」と感じる女性は、少なくありません。

そこで、オナニーをしたときの胎児への影響や早産・流産のリスクについて詳しく解説していきます。

 

オナニーは体調が良ければOK

 

妊娠後期であっても、経過に問題がなければオナニーをしてもOKと言われています。※1

ただし産婦人科の先生によっては「妊娠中のオーガズムを感じる行為は厳禁。流産や早産を引き起こす可能性もある」と言われている方もいます。※2

本当に安心してオナニーをしたい場合は、かかりつけの産婦人科医に聞くのがベストです

ちなみに私は、妊娠後期に性欲が増したため先生に「セックスはしてもいいんでしょうか?」「その時はイカないほうがいいのでしょうか?」と質問をしたことがあります。

私のかかりつけの産婦人科医は「妊娠経過もいいし、OKでしょう。ただし体調の悪い日や張っているときは絶対にやめてくださいね」と言われました。

どうしても不安な方は、勇気を出して先生に聞くといいですよ!

※1参考元:マイナビ子育て「宋美玄先生解説|妊娠中でもオナニーしていい?オーガズムの胎児への影響と3つの注意点
※2参考元:@BAILA「妊娠中の自慰行為、お腹の赤ちゃんに悪い影響は?流産、早産の原因になる?【医師が回答!30代・40代の妊娠初期悩み&疑問】

 

妊娠後期のオナニーは胎児に影響がある?

 

妊娠後期のオナニーは基本的に、胎児への影響はないと言われています。

ですが、オーガズムを感じることで子宮収縮(張り)が起こることはあります。

みなさん、このお腹の張りを心配されてなかなかオナニーができずにいるのかもしれません。

実はお腹の張りには、赤ちゃんに影響があるものとないものがあるのです。

痛みがずっとあったり、強い張りが続いていたりする場合は危険ですが、動作に伴う張りや疲れたときに起こる一時的なものは赤ちゃんへの影響は無いと考えられています

オナニーによるお腹の張りも一時的なものなので、影響がないと考えて大丈夫ですよ。

参考元:マイナビ子育て「宋美玄先生解説|妊娠中でもオナニーしていい?オーガズムの胎児への影響と3つの注意点

 

妊娠後期のオナニーで早産や流産のリスクは?

 

妊娠後期のオナニーは、身体へ負担を与える可能性があります。

オナニーをすることで、早産や流産のリスクがゼロとは言い切れません

妊娠中にオーガズムを感じることに関しては、医学的にまだまだ不明瞭なことがたくさん。

産婦人科医によってオナニーに関する考え方も異なるようです。

妊娠後期にオナニーをするなら、過度な刺激は避けて安全なオナニーのやり方を学んでからしましょう

 

妊娠後期の安全なオナニーのやり方

 

妊娠後期ではクリトリスもしくはGスポットを刺激する方法で、オナニーをしてください

小さな大人のおもちゃを使うのも、問題ありません。

しかし大きなバイブや電マなどの刺激が強いものは、危険なのでやめましょう。

また、膣の奥や激しい刺激は早産のリスクが高まるので危険です。

膣内に入れるおもちゃを使うのであれば、できるだけ刺激の少ないものを使用してください

 

妊娠後期のオナニーで注意すべきこと

 

妊娠後期にオナニーをする場合、注意点がいくつかあります。

間違ったオナニーをすると、前期破水の危険性もあるので以下のことは避けてください。

 

乳首への刺激は避ける

 

乳首を刺激すると、ホルモンの影響で子宮収縮を招く恐れがあります。

オナニー中に起こる子宮収縮を少しでも減らすためにも、妊娠中は乳首への刺激をできるだけ避けましょう。

また、オナニー中に張りを感じたら、すぐに中断してください。

 

オーガズムに達する回数は抑える

 

妊娠前には1回のオナニーで何度もオーガズムに達していた、という方もいるでしょう。

ですが、妊娠中はオーガズムに達する回数を抑えてください。

オーガズムは最低でも1回、そしてオナニーの回数もできるだけ減らすようにしましょう。

 

激しいオナニーや奥への挿入はNG

 

妊娠中の激しいオナニーや奥への挿入はNGです。

とくに大人のおもちゃを使っているときに、もっと気持ちよくなりたいと激しく出し入れしたり奥まで刺激をしたりするのは危険。

刺激の少ないものを選んで、優しくオナニーをするようにしましょう

 

前置胎盤や切迫早産の恐れがあるときはNG

 

前置胎盤や切迫早産と診断されている場合、もしくはその恐れがある場合はオナニーを控えてください。

また、妊娠中期以降は痛みを伴わない出血がある場合でも、オナニーはNGです。

切迫流産や切迫早産などのときも、少しの子宮収縮がリスクを高めることもあるので、オナニーはしないようにしましょう

妊娠後期のオナニーはあくまで、母子ともに健康な状態であることが第一条件。

少しでも体調が悪かったり、お腹の張りを感じたりすればオナニーはしないようにするのが安心です

 

妊娠後期のオナニーをストップするべき症状は?

 

では、妊娠後期のオナニーをストップするべき症状について紹介します。

以下の症状のときにオナニーをするのは危険なので、絶対にやめましょう。

 

お腹の張りを感じたら

 

妊娠後期に関わらず、妊娠期間中のオナニーはお腹の張りを感じたらすぐにストップしてください。

特に妊娠後期になると、ちょっとしたことでお腹が張ります。

私も少し買い物にでかけただけでも張るタイプでした。

そんな日には、オナニーは控えたほうが無難でしょう。

私の場合は「その日のオナニーをするまでの間、張りがなかったらする!」と、ある程度基準を決めていました。

オナニー中にお腹の張りを感じる場合や、今日はよく張るなと思う日には、胎児のためにも安静にしていましょう。

 

出血があったら

 

オナニーの際に出血した場合は、すぐに中断して早急に産婦人科医へ相談してください。

妊娠中に膣から出血すると、子宮内、子宮頸管などで炎症が起きていることや、子宮筋腫などのトラブルも疑われるのです。

オナニーが原因と一概には言えませんが、一度出血すると医師から「経過良好」と言われるまではオナニーが禁止となります

 

胎動が激しいときや痛みがあるとき

 

胎児の胎動が激しいときや痛みを感じるときも、オナニーを避けるようにしてください。

とくに痛みがあるときは、母体もしくは胎児に何かしらのトラブルがある可能性も考えられます。

オナニーはせずに、早急に病院へ相談してください。

 

【まとめ】妊娠後期のオナニーは体調と相談して適度にしよう!

 

妊娠後期のオナニーは、経過良好であれば基本的にはOKとされています。

ストレス解消やリラックス効果など、妊娠後期のオナニーにはメリットもあるのです。

ただし、激しいオナニーや何度もオーガズムに達する、頻度が多いなどは早産や流産のリスクを高めてしまう可能性もあるので気をつけてください

安心して妊娠生活をするためにも何か不安なことがあれば、すぐに産婦人科の先生に相談することを心がけましょう!